料理法トウモロコシは

日本では甘味種のスイートコーンを未熟な時期に収穫して食べる野菜という印象が強く、それ以外の品種群の完熟した種子は飼料用、工業原料といった感覚で受け止められることが多い。

しかし、原産地の中南米のみならず、トウモロコシが導入された旧世界の多くの地域において、成熟したものを収穫して利用する穀物としての地位こそが、重要なものである。

また、他の多くの穀物と同様に、成熟した種子は乾燥させて長期間保存することができる。

トウモロコシの栽培化が行われた中米では、トウモロコシは古来重要な主食作物であった。

乾燥した種子は石灰を加えた水で煮てアルカリ処理してからすり潰し、マサという一種のパン生地に加工して、各種の調理に用いられた。

代表的なものが、薄く延ばして焼いたメキシコのトルティーヤである。

南米のアンデス地域では、アルカリ処理せずに粒のまま煮て食べることが多いが、この地域での主食作物はジャガイモなどの各種芋類がより重要で、トウモロコシは先述したような煮て食べる以外に、発芽させたものを煮て糖化させ、さらに発酵させてチチャという酒にすることが多い。
update:2010年02月28日